電気代の高騰や災害対策として注目されている「太陽光発電システム」。戸建て住宅の屋根に設置する場合、どれくらいの費用がかかるのか、分かりやすくまとめました。
日本の住宅用太陽光発電では、一般的に1kWあたり約25〜30万円前後が標準的な設置費用の目安です。この価格にはパネル・架台・パワーコンディショナー・工事費などが含まれます。
容量別の目安(税込)
住宅用では4〜6kW程度のシステム(一般的な戸建て向け)がよく選ばれています。(※実際の費用はパネルメーカー、屋根形状、工事条件で前後します)
太陽光発電の発電量は容量に比例し、一般には1kWあたり年間約1,000〜1,200kWh程度 が目安と考えられています。
年間発電量の目安:
(日射条件・屋根方角によって差があります)
2025年度の住宅用太陽光発電(10kW未満)のFIT売電価格の目安は約 15円〜24円/kWh の水準とされています(制度や契約年による変動あり)。
(最新の制度では、導入後の年数やFIT/FIP制度により単価が変化する場合があります)
ここでは一つの参考モデルとして、5kWシステムを例に年間の電気代・売電収入をざっくり試算してみます。
年間発電量:約 5,000〜6,000kWh → 平均約5,500kWhと想定。
家で使う電気のうち、自家消費できる割合:**約30〜50%**程度(条件で変動)(発電した電気を昼間に優先して使い、余りを売電)
➡ 自家消費分:約 1,650〜2,750kWh/年➡ 余剰売電分:約 2,750〜3,850kWh/年
電力会社から買う電気料金:約 30円/kWh と仮定
売電価格(FIT想定):15円/kWh と仮定
自家消費(1,800kWh):→ 電気代の削減 ≒ 約54,000円
電力会社から購入(残り 2,700kWh):→ 81,000円
売電(余剰 3,300kWh × 15円):約49,500円
合計(年間):➡ 買電費用 81,000円 − 売電収入 49,500円 = 約31,500円
※ 自家消費分は電力会社からの購入を削減する効果として計上
自家消費(2,000kWh):→ 電気代削減 ≒ 約60,000円
買電(残り 3,500kWh):→ 105,000円
売電(余剰 3,500kWh × 15円):約52,500円
合計(年間):➡ 105,000円 − 52,500円 = 約52,500円
3kW: 約75〜95万円
4kW:約110〜130万円
5kW:約140〜150万円
6kW: 約170〜180万円
(※設置条件やパネル選択で前後)
(※電力料金30円/kWh、売電15円/kWh、発電量平均5,500kWhとして概算)
✔ 発電量は屋根の向き・日射・経年劣化などで変わるため、設置前のシミュレーションが大切。✔ 自家消費率が高いほど、実質的な電気料金削減効果は大きくなります。✔ 補助金や自治体支援制度を活用すると初期費用を抑えられる可能性があります(自治体によって異なります)。